ビルに施すことが多い屋上緑化とは!?どんなメリットがある?

ビルに施すことが多い屋上緑化とは!?どんなメリットがある?


屋上に植物を植えること

屋上緑化とは、建物の屋上に植物を植えることです。植物によって、屋上に緑がある状態になるため、屋上緑化と呼ばれます。多くの場合は、企業や病院など、屋上があるビルに施されることが多いです。ただ、屋上さえあれば、一般住宅に屋上緑化を施すことも不可能ではありません。

植物による温度調節機能が期待できる

屋上緑化を施すと、屋上の一部を植物が覆う形になります。そうすることで、建物に直接日光が当たるのを防げます。よって、夏場でも、建物が熱くなりにくいでしょう。また、植物は、建物から逃げてしまう熱を留める働きもあります。そのため、冬場は建物が冷えにくくなります。そういった、植物が持つ温度調節機能を活用できるのが、屋上緑化のメリットです。夏場と冬場の両方で、空調にかかるエネルギーの削減が期待できます。

植物による癒しの効果もある

植物には、マイナスイオンを発生させたり、空気を浄化させたりするなどで、人に癒しを与える効果があります。また、植物が身近にあるというだけで、心が癒される人も少なくありません。そのような癒しの効果を目的として、屋上緑化が施されることも多いです。

目的に応じて形が変わる

屋上緑化には色々な形があり、その形は目的に応じて変わります。温度調節機能だけが目的であれば、デザインは特に重視されません。ただ植物が並べられるだけという、シンプルな形になることが多いです。土ではなく、管理がしやすい植物用シートが土台になる場合も珍しくありません。それに対して、癒しの効果が目的の場合は、土を敷き詰めて、公園のようなデザインになることが多いです。

屋上に緑を配置することで気温の上昇を抑えられる屋上緑化は、気温の高い夏場の暮らしを助けてくれる方法です。